鹿留発電所嘯水路呑口部ししどめはつでんしょうそぶきすいろのみくちぶ

国指定 登録有形文化財(建造物)

口湖の放水を発電に利用するため、明治44年(1911年)に着工し大正7年(1918年)に竣工・通水した鹿留発電所嘯水路の取水口部分です。水溜をつくり水位を調節する形式となっており、水溜の護岸に用いられた石積みの構法などは、当時の特徴をよく表す造りとなっています。最大放水能力は毎秒約8トンで、自然に流出する河川を持たない河口湖の水位調整にも利用されています。昭和57年(19822年)、58年(1983年)の台風被害で河口湖の増水が発生したため、新たな嘯治水トンネルが平成6年(1994年)に造られました。

観光客の多い通りに面していながら高い金網に囲まれて目立たないため、目に留める人は多くありません。しかし、ここからは立派な紅葉を眺めることができ、地元では誰もが知るスポットとなっております。

水路吐口部

鹿留発電所うそぶき水路吐口部
鹿留発電所嘯水路吐口部

呑口部と同様に、登録有形文化財となっています。斜面の中腹に石造の坑口を設け、斜面を開渠で流下させる構造となっています。

トンネル水路図

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最寄りのバス停

遊覧船・ロープウェイ入口

..徒歩約1分

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