筒口神社
当神社の北側、富士レークホテルの湖岸に、水が流れ込み渦を巻いているところがありました。これを筒口と云い、この辺りに住む村人が度々ここに飲み込まれる事故がありました。そのため、この事故が無くなることを願い1193年この地に水神を祀って「筒口明神」と呼ぶことになりました。
『筒口の古図』に残る筒口の姿は、現在の富士レークホテル庭園辺りから筒口神社の鳥居付近までの湖畔域を占めており、吸込口は六口あります。東から順に「小久保口」「外川口」「田丸口」「丸井口」「山西口」「鳥居口」と名前があります。
御由緒
例祭日:9月18日
當社の北方、河口湖岸近くに湖水が伏流し渦巻く所あり筒口と云う。この筒口に村人度たび遭難あり防災を祈り筒口を天上山松材で塞ぎ、建久四年(1193年)水神を祀る。文明八年(1476年)拜殿造営、筒口明神と号す。
文亀四年(1504年)河口湖が大増水し時の検断小林尾張守が塞がれし筒口を開湖水が減水すること無限と伝えられる。永禄八年(1565年)社殿を改築し、小船津組の産土神となす。
例祭當日は必ず大小の雨あり氏子はこれを禊の雨と云う。
境内社の今諏訪神社
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秋の例祭(9月18日) 八王子神社と合同
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富士河口湖町船津5