林作公園

林作公園

通りに面した場所にありながら、気をつけて見ないと通り過ぎてしまうような小さな公園です。併設されたトイレを利用したり、河口湖への小路を散策したりと観光客の束の間の憩いの場となっています。

この公園の土地を含め休憩舎やトイレは、船津地区出身の梶原林作氏の寄附によりつくられたため、氏の名前を冠した公園となっています。

梶原林作翁銅像「愛郷」
梶原林作翁銅像「愛郷」

梶原林作翁は早くから愛郷の念深く、郷土の文化と繁栄の為、天下に名高き河口湖のシンボル像建立をはじめとして、事あるごとに、環境の整備、教育、福祉の向上等に私財を投入され、その実績は枚挙にいとまがない。昭和六十一年、翁は名誉町民第一号に推戴された。
翁の生いたちは、本町船津の出身、父長松、母むめの四男として、明治四十二年九月の生まれ、幼少より父母の薫陶、孝養の念相俟って、将来の大器を期待される。果たせるかな十八才にして単身上京、爾来戦中、戦後の艱難の時を経て、昭和二十六年、四十二才、日本橋に、株式会社大富商事を設立、代表取締役に就任、事業は日を逐って伸展、今日見る如き、郷里の誇れる大成を為す。
我々は、翁の偉大な功績を広く世に知らしめ、その徳を讃えるべく、ここに町民挙って頌徳の園を設定し、翁の銅像を建立して永く後世の亀鑑とするものである。
翁よ、願わくばこの地に在って遠く若人と、郷里の未来に、祝福のまなざしを注がれん事を。

河口湖シンボル像「源泉」

河口湖シンボル像「源泉」
河口湖シンボル像「源泉」

このブロンズ像は、日本彫刻界の巨匠北村西望翁の終生最期の力作です。
西望翁101歳のとき当地を訪れ、四囲の景観と神秘的な湖に心をうたれ、爾来2年有余の歳月をかけて完成したものです。
壺は河口湖になぞられ、知恵・希望・生命・五穀豊穣の泉、即ち万物の生命を醸す根源を意味し、また、壺にたわむれる2体の女像は、左側は「正」右上は「反」を意味し、これら永遠の異なるドラマは「源泉」に「合」して流れ、生命の尽きることのない流出と回帰を象徴しております。
人間の果てしない宇宙への追憶と憧憬が、作者の思想と技術によって、見事に具象化された作品であります。

Gallery

秋の様子

最寄りのバス停

遊覧船・ロープウェイ入口

..徒歩約1分

Map

富士河口湖町船津