忍野八海（おしのはっかい）

国指定天然記念物

忍野八海は、富士河口湖町のおとなり忍野村（おしのむら）にある8つの湧き水池です。1934年に国の天然記念物に指定され、2013年には世界文化遺産の構成資産の一部として登録されました。

忍野八海の各8つの湧き水池は以下のとおりですが、土産店に隣接する人工池である中池が、富士山との構図も良く忍野八海を象徴する写真として広く利用されています。※当ページで利用しているのメイン写真が中池です。

忍野八海の八池

1. 出口池（でぐちいけ）
2. 御釜池（おかまいけ）
3. 底抜池（そこなしいけ）
4. 銚子池（ちょうしいけ）
5. 湧池（わくいけ）
6. 濁池（にごりいけ）
7. 鏡池（かがみいけ）
8. 菖蒲池（しょうぶいけ）

この中池の中央にある円形の池も人気で、とてもきれいな水ですが、忍野八海とは関係のない人工池となります。これらを忍野八海の一つの池と誤認する傾向がとても多く見受けられます。

忍野八海周辺マップ

忍野八海周辺の駐車場

忍野八海には公営の無料駐車場はありません。基本的に周辺民家が自分の土地を有料駐車場（300円/日）として開放しています。だいたいどこの駐車場も歩いて5分ほどの場所にあります。

榛はんの木林資料館

現存する忍野村最古の茅葺き民家を開放した資料館です。また、敷地内には忍野八海のうちの「底抜池」「銚子池」があります。

数ある古文書の中でも、特に重要なのは三の座敷の床の間に鎮座する後北条氏の朱印状である。
天正10年（1582年）3月11日、武田勝頼が天目山に滅び、甲斐四郎は織田信長の手に落ちた。6月2日その信長が本能寺の変でたおされ、好機致来とばかり行動を開始したのが北条氏直と徳川家康。たがいに甲斐の国とその周辺の真空地帯を狙い、北条氏直は手始めに、甲州郡内領を経略しようと企て、6月15日家臣の幸田大蔵丞政治に命じ、渡辺庄左衛門尉あてに、朱印状を送らせ、郡内領での総決起を強く促した。
結果的には、後北条氏の甲斐侵入は失敗に終わり、同朱印状を受け取った庄左衛門尉の側も、実際にどのような動きをみせたかは不明である。

茅葺き民家3棟と富士山をおさめる写真は、資料館の敷地内から撮影することができます。

榛の木林資料館

• 住所 … 忍野村忍草265
• 電話 … 0555-84-2587
• 営業日 … 不定休
• 入館料 … 大人 300円、小人 150円
• 時間 … 9:00～17:00

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