小海公園
河口湖南岸勝山地区の湖畔沿いに広がる小海公園は、1.7haもの広大な芝生広場がある自然公園です。勝山景観形成計画の一環として、河口湖畔に平成8年4月に整備されました。
奥河口湖を一望でき、周辺に大きな建物も無く自然を満喫するには最高の公園となっています。天気の良い日には、ビニールシートを広げてお弁当を食べる観光客も多く、夕方は見事な美しい夕日を眺められる絶景スポットでもあります。
ここからシッコゴ公園まで1.6kmの湖畔遊歩道もあり、朝夕、地元住民がジョギングやウオーキングをする様子も見られます。遊歩道沿いには隠れたスポット「さくや愛の鐘」や谷崎潤一郎などの文学碑があり、四季折々の詩情豊かな水辺の景観と散策を楽しむことが出来ます。道路をはさんだ向かいには、平成10年「道の駅かつやま」が開設され、地元住民や観光客で連日にぎわっています。
小海公園遊歩道にあるスポット
『さくや愛の鐘』
旧勝山村が2002年に設置したもので、安産の神様として知られ、近くの冨士御室浅間神社に祀られている「木花咲耶姫命(このはなさくやひめ)」にちなんで命名されました。高さ約4メートルのアーチ型オブジェに大きな鐘がさがり、1度鳴らすと愛が結ばれ、2度鳴らすと願いが叶うとされています。あまり知られていない隠れたスポットで、湖畔が夕日に染まる時間帯になるとカップルが訪れ鐘を響かせています。
『谷崎潤一郎文学碑』
豊麗な官能美と陰影ある古典美の世界を展開して、常に文壇の最高峰を歩み続けた文豪"谷崎潤一郎"。昭和17年秋に勝山に滞在し名作「細雪」を執筆しました。碑は、本を開いた形をデザインし、細雪の一節を谷崎の直筆で刻んでいます。
『田中冬二詩碑』
昭和4年、詩集「青い夜道」で詩壇にデビュー。昭和18年に勝山のホテルに滞在。山梨の風物詩に題材を求め多くの詩や随筆を残しました。碑の御影石は、ありし日の作品『スープに浮かんだ富士』をモチーフとし、スープ皿に浮かんだ逆さ富士の姿を磨いた部分で表現しています。
『河口湖南岸水田発祥の地』の碑
小海土地改良組合は、昭和27年10月に設立。田園の改良工事を経て昭和29年の春に田植え、秋には初めての米を収穫することが出来ました。富士山の火山灰地であるため土地が痩せていたためか、寒冷な気候で稲作に適さなかったのか、昭和46年の収穫を最後に19年間におよぶ稲作の幕を閉じています。
道の駅かつやま
ドライバーのオアシスとして1998年に河口湖畔にオープン。休憩室や軽食・飲料自動販売機、道路・観光情報の提供などのサービスを行っているほか、2階の「円形展望台」からは、四季折々の河口湖が見渡せます。隣接する「勝山特産品販売所」では、スズ竹工芸品や甲州郡内ざる製品、陶芸品、富士山ろくの高原野菜、石のクラフト製品などを販売。レストランでは、小麦粉と塩を一切使わずいくつかのスパイスが全粒のまま入っているのが特徴の「イトリキカレー」を味わうことができます。
電気自動車の充電器が設置されています
富士河口湖町勝山の菊水電子工業が、町に寄贈した電気自動車(EV)用の急速充電器があります。高さ約1.5メートルの最小モデルで、20~30分で空の状態から80%程度まで充電できます。
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桜
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富士河口湖町勝山3775番地の4先