産屋ヶ崎神社
産屋ヶ崎の岬の上に鎮座する神社です。晴れた日は、この高台から河口湖と富士山を一望できます。河口湖大橋の上からも見えますので、神社に気づく人もいるでしょう。
河口浅間神社の末社である産屋ヶ崎神社には、毎年4月25日の河口浅間神社の「孫見祭り」の時に、産着を持った神主が行列を従えて神輿とともにここまでやって来ます。祭神である木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)が、産衣を持って孫の鸕鷀草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)に会いに産屋ヶ崎を訪れた伝承を表現しています。
産屋ヶ崎御祭神
彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)と皇后豊玉姫命(とよたまひめのみこと)を祀る。御二人の間に御子鸕鷀草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)が御生まれになられたので、これを母神の浅間様が御見舞に御神幸されると言う祭儀で、俗に「孫見祭」とも言い伝えらている。御神輿には御神霊と共に産衣、お産の用具が奉遷られている。
御由緒
山彦、乙姫たちは海の国より帰られ、この岬に茅で産屋を作られ、御子鸕鷀草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)を産み給う。この故に産屋ヶ崎の地名あり。
例祭日:4月25日
御神徳:縁結、安産、育児、商売繁盛、家内安全
河口湖に残る古版画には、橋がなかったさらに古い時代の渡し船の様子や、「産屋サキ浅間社」の表記も確認できます。
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例大祭「孫見祭り」(4/25)
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